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まさかの組み合わせ! 立ち食いそば屋さんの異色メニュー「岩下の新生姜ポンジュース味のアップルパイ揚げそば」を食べてみた

竹内 翔

竹内 翔

2015.10.15 17:00
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異色メニューのお味は?
異色メニューのお味は?

香り高い、熱々のそば。その上に乗って、じゅわっとつゆを染ませるのは、なんと甘い「アップルパイ」!

そんな異色メニューが、都内のある立ち食いそば屋さんに存在するという。いったいどんな味になるのか? 情報をつかんだ筆者は、ただちに現地に向かった。

コラボレーションの連立方程式や!

噂のそばを出しているというのは、銀座駅を出て間もないところにある「よもだそば 銀座駅」。

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店構えは一見、普通の立ち食いそば屋さんのようだが――。

自動券売機の最上段に、件の一杯はしっかり鎮座ましましていた。

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その名も、「岩下の新生姜ポンジュース味のアップルパイ揚げそば」。

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「そば」に「岩下の新生姜」、さらに「ポンジュース」。トドメに「アップルパイ」と、まさに掛け算、いやもはや連立方程式のように具材が積み上がっている。

ひとまず因数分解してみよう。まず、「岩下の新生姜」といえば、あのピンクの見た目でおなじみ、さっぱりおいしい「食べるしょうが」だ。
この岩下の新生姜が、これまた老舗の「ポンジュース」とコラボしてこの8月に発売したのが、柑橘系のフレーバーが加わっておやつ感覚で食べられるようになった「岩下の新生姜 ポンジュース味」。
このお店では、このコラボ商品にさらにりんごをコラボさせ、アップルパイ風のかき揚げを生み出した。さらにさらに、そのかき揚げをそばと組み合わせて――こうして順を追って書いてみても、いったいどこに味が落ち着くのか、想像がつかない。

甘さが意外と...合う!

考えていても仕方あるまい。100円玉4枚、10円玉3枚を投入し、食券を購入。満員御礼の店内で、しばし待つ。

「はーい、アップルパイおいしくできましたー」
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とても立ち食いそば屋さんとは思えないフレーズとともに、「岩下の新生姜ポンジュース味のアップルパイ揚げそば」が差し出された。
見た目は、普通のかき揚げそばのようだが......。サクサクのかき揚げ(アップルパイ)を割って、口に含む。
――甘い。外側にしみ込んだつゆの味に続いて、りんごの控え目ながら、しかし自己主張のある甘さが口の中に広がる。「そば」という先入観とは違う味わいに脳が混乱するが、だが、これは......合う! ほのかな甘さと新生姜のさっぱり感、これが天然だしにこだわっているというつゆに、思いのほかマッチしている。そう、「甘い」には違いないのだが、単にだだ甘いのではなく、りんご+ポンジュース+つゆで、複雑に甘い。結論から言って、かなり「アリ」だ。

このメニュー、1週間限定のメニューとして5日から本店の日本橋店、そしてこの銀座店で売り出したが、人気に応えて今週いっぱい、銀座店でのみ販売を継続しているのだという。

冷やし!そういうのもあるのか

食べている間にも、何組かの客が「アップルパイ」を注文していく。売れ行きはなかなか好調のようだ。

「『冷やし』でお願いしまーす」

冷やし! そういうのものあるのか! そういえば券売機に書いてあった。冷やしの場合、かき揚げの甘さはどういう方向に作用するのか。かなり気になる。
気になるといえば、横でカレーを食べているおじさん。立ち食いそばにカレーがあるくらいはそう珍しくないのだが、やたらいい匂いがする。見た目も、こういう類のお店によくあるようないわゆる「日本風」のカレーではなく、いわゆる「本格派」っぽい。帰ってから調べてみると、カレーはこのお店の看板商品の1つで、つゆをベースにしつつ、本場インド風に仕上げた自家製の逸品なのだとか。気になる。
膨れるお腹の満足感と、後ろ髪を引かれる思いに裂かれつつ、店を後にしたのであった。

店先のメニューの中にも「カレー」が。次来たときに食べよう
店先のメニューの中にも「カレー」が。次来たときに食べよう
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