愛娘に胸張って、明和町のおいしい梨を食べさせたい!
群馬県邑楽郡 明和町の梨栽培
群馬県の南東部に位置する明和町は、明治初期から梨の栽培が始まったという歴史ある産地です。
収穫期ともなると農家の直売所が県道に軒を連ね、「梨街道」としてにぎわいをみせますが、直接販売が基本なので、市場流通を経ての小売店には滅多に出回りません。
近隣地域からの根強い人気が支えであり、それがおいしさを裏付けているともいえます。

しかし梨生産者の平均年齢は70代となり、最盛期には100軒あった農家も今では30軒ほどにまで減少。ここでも、高齢化が進み後継者不足という現実が浮き彫りになってきました。
そこで、町や県、農業普及所、地元JAなどが協力して立ち上げたのが「明和町ナシ産地構造改革協議会」。町内外から梨農家への志ある人材を募集する取り組みを開始したところに手を挙げたのが、東さんでした。