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水しぶき、轟音とともに30トンの鉄の扉が上がる...「日本のパナマ運河」小名木川の扇橋閘門

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.09.19 17:00
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重さ30トン超の扉が水しぶきを上げて上がる

Jタウン編集部が訪れた時、ちょうど前扉に一層のプレジャーボートが近づいていた。一般公開中の施設の中から見ていると、閘室の水位がゆっくりと上昇し始めた。前扉で遮られた小名木川の水位と同じまで水量がたまると、今度は轟音とともに高さ5.9m、幅11m、重さ31トンの前扉が水しぶきを上げてゆっくりと上昇した。施設からのアナウンスに合わせてプレジャーボートが閘室に滑り込むと、前扉がゆっくりと閉まった。

扇橋閘門の監視室。ここで2つの閘門の開閉を操作する
扇橋閘門の監視室。ここで2つの閘門の開閉を操作する

今度は閘室の水位が下がり始め、後扉側の小名木川の水位と同じまで下がると、幅は同じで高さが7.3m、重さ39トンの後扉が開き、プレジャーボートは旧中川方向へと去って行った。この間、約6分。東京江東治水事務所のHPで、その仕組みを分かりやすく見ることもできる。ちなみに、後扉側から前扉側へ抜けるときには、閘室の水の動きは逆になるわけだ。

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