まるでホグワーツ城?!津田塾大学のInstagramがすごい!
津田塾の非公式Instagramを運営する先生にインタビュー
「清水寺のInstagramを見たことが、始めたきっかけです。外から訪れる人が普段目撃できないような、お寺の中での法要の様子などの写真がとても印象的でした。清水寺の歴史と伝統、観光地としての建物だけじゃない、そこにいる人の営みが感じられたんです。そこから、『自分が勤務する津田塾大学でも同じようなことができるのでは?』と思いつきました。」
京都の世界遺産・清水寺のInstagramでは、昨年9月より、プロの写真家による写真がアップロードされ、あまりの美しさに一時期話題となった。歴史ある寺院がインターネットを駆使し広報を行なっているという事実もさることながら、写真の臨場感は衝撃的だ。
津田塾大学で学ぶ学生の営みを伝えるために、象徴として据えられているのがハーツホン・ホールである。先生はその魅力を、「学び舎としてきた人々の思いが宿っているところ」だという。端正で清潔感があり、同時に緻密な論理性が感じられると語る、ハーツホン・ホールの姿は、写真からも十分に伝わってくる。
不定期更新とはいえども、写真を撮影し、加工処理を施し、アップロードをしているのはたった一人で行なっているというから驚きだ。運営は大変ではないのだろうか。
「所詮素人なので、思うように写真が撮れなくて苦労することはあります。『津田塾大学らしさ』と『季節感』を同時に伝えようとするのはなかなか難しいです。大学の公式な広報活動ではなく、全くの個人的趣味としてやっていることなので、時々『あれ、なんでこんなに必死で写真撮ってるんだろう』と思うことはあります(笑)。」
学生からはともかく、教員からも愛される大学というのは、なんとも珍しい。最後に、津田塾大学のどのようなイメージを伝えたいか伺った。
「『学びがおこる場所』として、100年以上の伝統をたたえた姿ですね。きらびやかに飾られているわけではないけれど、四季折々の花が割いて散っていくのを見つける楽しみがあります。」
Instagramはあくまで個人の活動であるが、聞くところによると津田塾大学の公式ウェブマガジンの編集部の顧問として活動に参加しているとのこと。たびたび写真も提供しているとのことなので、Instagramと併せてチェックしてほしい。