読んで生き残れ! 都のパンフ「東京防災」は大震災からミサイル、核攻撃にまで対応の超充実仕様
武力攻撃も想定!
防災マニュアルは5つの章に分けて記述されている。
第1章「大震災シミュレーション」や第2章「今やろう防災アクション」の内容は、東京で生まれ育った人なら、学校や職場、メディアなどで一度は学習したことがあるかもしれない。
目を惹くのは第3章の「そのほかの災害と対策」だ。「大雨・暴風」「集中豪雨」「土砂災害」「落雷」「竜巻」「大雪」「火山噴火」に加えて、「テロ・武力攻撃」「感染症」についても注意を呼びかける。
テロ・武力攻撃の節では、ゲリラ攻撃やミサイル攻撃、化学剤や生物剤攻撃、核爆発や放射能汚染に遭遇したときの避難行動について解説している。たとえばミサイル攻撃の場合は、
「着弾地域を特定するのは困難なので、屋外にいる場合は、近隣の頑丈な建物や地下街などに避難します」
ゲリラが襲来した場合の対策はこうだ。
「被害は比較的狭い地域に限定されるのが一般的ですが、被害が拡大するおそれがあります。いったん屋内に避難してから、行政機関の指示に従いましょう」
また核爆発が起こった際には、「遮蔽物の陰に身を書くし、地下施設や頑丈な建物の中へ避難」するべきなど、できれば一生使いたくないハウツーが満載となっている。