好きな「かき氷」No.1はどれ？ 3位「コンデンスミルク」2位「いちご」1位は...
日本の夏を代表する甘味「かき氷」。シロップによってその味はいろいろだが、皆さんはどのかき氷が一番お好きだろうか。
定番中の定番、真っ赤な「イチゴ」。黄色がまぶしい「レモン」。甘さが引き立つ「コンデンスミルク（練乳）」。和風に決めて「宇治金時」。何がハワイなのかよくわからない「ブルーハワイ」――Jタウン研究所ではキング・オブ・かき氷を決めるべく、2015年7月27日～8月28日にかけ、サイト上で都道府県別アンケートを実施した（総投票数：554票）。
激戦を制したのは「宇治金時」！
結果は、下記の画像のとおりだ。
票が大きく割れる接戦の末、トップの座を勝ち取ったのは「宇治金時」だった。抹茶味のシロップにあんを添えた宇治金時は、江戸時代から続く伝統的な一杯だ。「和」を体現するその味は、全体の21.3％の支持を集めた。
0.7ポイントという僅差で2位となったのが「イチゴ」（20.6％）。こちらは戦後に普及したもので、「かき氷」と言われればまずはこれを思い浮かべる人も多いはず。食べると舌が真っ赤になるのはご愛嬌だ。
3番手は「コンデンスミルク」で15.9％。宇治金時と区別した「抹茶」も単独で11.6％の票を集め4位に食い込む。以下は「レモン」が8.1％、「ブルーハワイ」7.8％、「メロン」6.9％と続いた。
東京はイチゴNo.1、大阪は宇治金時
地域別の結果を見てみよう。
まずは東京都。全国王者・宇治金時（20.9％）を下して首都決戦を制したのは、24.1％を獲得したイチゴだ。
イチゴはこのほか山形、福島、山梨、石川、三重、奈良、福岡、鹿児島の1都8県でトップに。このうち、福岡や三重、奈良、鹿児島などはイチゴの産地として知られている。このあたりも投票結果に影響しているのかも。
東京に対して、大阪府では宇治金時が24.4％でトップに。このほか茨城・千葉・神奈川・愛媛・長崎の1府5県が宇治金時派だった。数でみるとイチゴに後れを取っているものの、ほとんどの地域でまんべんなく上位に入ったのが、全国制覇の原動力となった。
京都はやっぱりアレが1位に
日本の半分の牛乳を生産している北海道では、やはりというべきかコンデンスミルクが25.0％でNo.1となった。コンデンスミルクは愛知でも首位をキープ、ほか新潟、長野、静岡、岡山、山口、大分、沖縄と1道8県で勝利を収めており、その勢力圏はイチゴにひけをとらない。
ユニークだったのは京都だ。さすが古都だけあってか、1位は「抹茶」（31.3％）。そもそも宇治金時のルーツは、京の貴族たちがかき氷に抹茶をかけて食べ始めたことにあるともいい、その伝統の記憶がまだ人々の間にも残っている？
5位だったレモンは、広島で過半数（57.1％）の支持を集めた。広島はレモンの生産量日本一で、最近ではレモンを使ったさまざまな料理を地域振興の一環として展開している。今回の結果とも無縁ではなさそうだ。