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「『壁を叩くのを止めろ!』と乗り込んできた隣の老人。そんなことしていない!と言っても聞く耳持たず」(埼玉県・50代男性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2015.08.25 06:00
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「ちゃんと話し合えば、なんとかなるよ」――トラブルに悩む当事者に、こんなアドバイスを送る人がいる。もちろん、話し合いは重要な解決法の一つだが、中にはどうにもならない、「厄介さん」としか言いようのない相手もいる。

埼玉県のDさん(50代男性・自営業)は、マンションの隣人から「壁を叩くのを止めろ!」と抗議を受けた。身に覚えのないDさんは説得を図るが、隣人は一向に納得してくれず、困り果てているという。

日曜日の夜、鬼の形相で立つお隣

現在進行形のご近所トラブルです。私はマンションの2階に住んでおり、相手はその隣室に住む70代の男性です。

画像はイメージです(kasrakさん撮影、Flickrより)
Lightning

発端は去年の夏、日曜日の夜10時ごろのことだったでしょうか。急に、玄関のチャイムが鳴ったのです。「こんな時間になんだろう......?」といぶかりつつ表に出ると、そこには鬼の形相で立つ、隣室の男性の姿がありました。
男性は私の顔を見るなり、こうわめきました。

「あんた、いい加減にしなよ! 壁をどんどん叩きやがって。なんでそんなことをするんだ」

壁を叩く?――うっかり物をぶつけるとか、そういうことはたまにはあるかもしれませんが、わざわざ、しかも男性が言うように「どんどん叩く」なんてことは、1度たりともした覚えがありません。10分くらいかけて、何かの勘違いではないか、という旨話しましたが、どうも相手は納得していない様子。ひとまず矛を収めて、その日は引き揚げていきました。

頭おかしいのはそっちでしょう!

その数カ月後。やはり夜、今度はチャイムではなく、ドアをガンガン叩く音が響きました。ノックとかではなく、力任せに殴っているとしか思えない凄い音です。びっくりして出ると、やはり隣室の男性です。

「いいかげんにしろよ! あれだけ言ったのに壁をまたどんどん叩きやがって。頭おかしいんじゃないか」

おかしいのはそちらでしょう――という言葉が口から出かかるのを我慢して、再度努めて冷静に、そんなことはしていません、と説明しました。1時間は話し合ったでしょうか。それでも、相手はわかってくれません。

いつ怒鳴り込んでくるかわからない、怖い

翌日、管理会社に相談の電話を入れました。担当者の方は、「もしかすると、上の階の物音をお宅のものと勘違いしているのかもしれません。こちらからも注意しておきます」。 その説得が功を奏したのか、半年ほどは相手も大人しくなりました。こちらもホッとしていたのですが、先月――

「やっぱり壁を叩いているのはお前だろう! いい加減にしてくれ」

また、同じことが繰り返されたのです。もちろんすぐに管理会社に報告しましたが、これではいつまた、怒鳴り込んでくるかわかったものではありません。

察するに、隣室の男性は少し前、奥さんを亡くされたと聞きますし、年齢も年齢なので、何かとナーバスになっているのだろうとは思います。とはいえ、こちらでは対処のしようのない話で、妻などは「あなたがいない夜に、もしあの人がやってきたら――」と、相当不安を募らせております。

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