「青なじみ」とは何だ?茨城県民は共通語と信じて疑わない...関東の「実は方言」な言葉もこんなにある
2015.08.24 06:00
養蚕が盛んだから「めかいこ」?
群馬県東部出身のBさん(神奈川県・40代女性)の地元では、目の「ものもらい」のことを「めかいこ」と言っていたという。
「養蚕が盛んな地域だったからできた言葉だと思うのですが、誰にも通じませんでした。前橋の人にも通じませんでした」
ロート製薬のウェブサイトによれば、めかいこ(めかいご、めかご、めけごとも)は群馬を中心にした北関東で使われている言葉だという。語源については「目蚕」ではなく「目籠」ではないか、という説もある。
同じ投稿者からは「おっかける(細いものが折れる)」、「かんます(かき混ぜる)」という言葉も挙がった。このうち後者は、北関東から東北の一部で使われており、さらに北に行くと「かます」という表現となる(北海道など)。これに限らず、北関東の方言には東北との共通点が少なくない。