札幌・京都・福岡の人間は、地元が「東京と大阪の次にエラい」と思っている!?
人口370万人の横浜vs実質的な豊かさが目立つ名古屋
Jタウンネット読者の意識は以上の通りだが、8都市の「実力」を様々なデータから比較してみよう。
以下の表は、「大都市比較統計年表・平成25年」(大都市統計協議会発行)から主な項目をピックアップし、8都市のデータをまとめたもの。
今回2番手に甘んじた横浜は、人口が唯一300万人を超え、実質市内総生産(生産側)や大規模小売店の売場面積・総販売額・自動車登録台数など6項目で他都市を上回っている。
他方、トヨタに象徴される物づくりの盛んな名古屋がトップだったのは3項目にすぎないが、「市内銀行の預金残高」「自主財源比率」「地下鉄の営業キロ」など、資産の蓄積がある=豊かな都市という側面が、「3位の都市」としての得票を集めたようだ。
4番手になった京都は、学校の数と生徒数で他を圧倒。若者が絶えず流入することで、町の活気につながっている。
広島やさいたまを押さえ、5番手と健闘した札幌だが、人口10万人当たりの一般病院数は一番多い。だが、これは高齢化と道内における一極集中が進んでいることの裏返しでもあり、自主財源比率も50%を下回っていて、生活保護実人員は横浜よりも多い。