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「86を次世代に伝える」、中国新聞の今日のラテ欄は恒例の縦読み

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.08.06 15:55
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2015年8月6日、広島県を中心に中国地方各県で販売されている中国新聞のラテ欄(テレビ番組表)が、話題となっている。マツダスタジアムで行われるプロ野球の実況中継、広島カープ対阪神タイガースを伝える文章の1行目を縦に読むと、あるメッセージが込められていたのだ。

同日朝、ラテ欄をクローズアップした、次のような写真付きのツイートが投稿された。

忘れてはいけない日だから、心に響く!

書き起こしてみよう。

86番のユニホームに身
を包むピースナイター
次第に薄れる86の記憶
世界に届けたい▽新時
代担う薮田先発2勝目
に挑む!佐々岡さん直
伝カットで暴虎打線抑
え込め!地元広島愛す
る4番新井に期待

上述のとおり、これを縦読みすると、「86(=広島に原爆が投下された8月6日)を次世代に伝える」と読める。

このツイートには多くの人からの声が寄せられている。

「今日のカープのユニフォームがいつもと違う特別な奴」というコメントには、少し補足が必要かもしれない。

全員が背番号「86」を付ける

背番号86のユニフォームを着る前田健太選手(広島東洋カープ ウェブサイトより)
背番号86のユニフォームを着る前田健太選手(広島東洋カープ ウェブサイトより)

8月6日のマツダスタジアムに登場するカープは、緒方監督はもちろん、堂林、菊池、新井、丸、ロサリオなど、選手もコーチもみんな背番号「86」を付けている。前田投手も黒田投手も同じ背番号「86」だ。「86」とは、8月6日のこと。胸に「PEACE」の文字、背中には個人の名前の代わりに「HIROSHIMA」の文字が入る。

70年前の被爆の記憶を継承し、次世代を担う子どもたちにしっかり伝えるのが狙いという。また、ユニフォームの片袖には今年度までに慰霊碑に奉納された原爆死没者数が刻印されるとのこと。

全員が背番号「86」のユニフォームを身に付けて戦う広島カープ。スタジアムで応援する広島のファンたち。この日のピースナイターは特別な一戦となるだろう。

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