マックスコーヒーで「コーヒーフロート」を作ると甘さが暴力と化してヤバいことが判明
脳天に突き抜ける甘さ
1975年の発売以来、千葉県や茨城県など関東東部だけで販売されていたマックスコーヒーだが、09年から全国で販売されることが決定。全国のコカ・コーラ系列で発売されることになった。しかし、それから6年たった現在は取り扱う企業数は激減しており、再びローカル飲料の座に返り咲いたようだ。
今回は、錦糸町駅前(墨田区)の自動販売機でお馴染みのイエローの缶を入手できた。コンビニで市販のバニラアイスを買い、これで準備は万端だ。
まず氷を入れたグラスに、マックスコーヒーを注ぐ。するとすぐに、甘い香りが辺りに漂ってきた。コーヒーだけを飲んでみても、やっぱり「甘い」。その濃厚な口当たりと目が覚めるような甘さに、「これに、本当にアイスを入れてもいいのだろうか......?」と、ちょっとひるむ筆者。だが、ここへバニラアイスをたっぷり投入する。
おそらく、本邦初公開だろう。これが、「マックスコーヒーフロート」だ。
アイスがほどよく溶け、コーヒーとうまく混ざってきたあたりで、さっそく一口飲んでみる。
「甘っ!!!」
脳天に突き抜ける、暴力的な甘さである。無理やりほかの飲み物で例えるなら、某有名ハンバーガーチェーンの「バニラシェイク」に溶かしたキャラメルを足し、甘さを5倍ほどにしたイメージが近いかもしれない。
続いてもう1口飲んでみると、全身にゾワッと鳥肌が立った。甘すぎて、である。
時間が経てばたつほどアイスは溶けていき、その甘さはどんどん増していく。けれども、後味に少しコーヒーの苦み(実際は甘いのだが)が舌に残るので、思ったよりは飲みやすい。その中毒的な甘さのためか、1口飲むとなぜかすぐに次が恋しくなる。
「これ、逆に体に悪いんじゃ...」と今更ながら後悔しつつも、時間をかけてなんとか完飲。飲み終えると、カフェインと大量の糖分のおかげか、頭はどんどん冴えてきた。しかし、妙に体が熱くなってきたのが気になるが......。
ちなみに、飲んでから30分ほど経った今も、まだ口の中からは甘さが抜けていない。夏バテには効果がありそうだが、軽い気持ちで試してはいけない飲み物かもしれない。