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自転車の「片耳イヤホン」結局セーフ?アウト?→実は都道府県ごとに違っていた!

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.06.04 06:00
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2015年6月1日に施行された改正道路交通法によって、自転車運転中の「一時不停止」や「ながら運転」などの違反行為の取り締まりが強化された。違反者常習者には「自転車運転者講習」(講習料5700円)が義務付けられるなど、その厳しい規定が波紋を呼んでいる。

もちろん、「自転車運転中のイヤホン使用」も取り締まり対象の一つ。そんな中、「片耳イヤホンはセーフなのか」という議論がネットを中心に巻き起こっている。

片耳イヤホン、セーフ?アウト?
片耳イヤホン、セーフ?アウト?

イヤホンで音楽やナビを聞きながらの運転は、改正交通法の中の「安全運転義務違反」にあたるものと考えられる。しかし、その詳細について警察庁から公式な発表は行われていない。どこまでが違反になるのかという基準があいまいなため、ツイッターには様々な意見が投稿されている。

そのほかにも、「警察に直接聞いてみたらセーフだった」や「とくダネでは取り締まられていた」などの情報が飛び交っており、議論は錯綜しているようだ。

Jタウンネットが調べたところでは、自転車運転の取り締まり基準は、各都道府県によって異なるという。しかし、ほとんどの都道府県警では「安全な運転に必要な音声が聞こえる状態にすること」などのあいまいな表現のものばかりで、明確な基準は明らかにならなかった。

そんな中、ツイッターで気になる情報を見つけた。それは、「神奈川県警のホームページに片耳イヤホンは違反でないと書かれている」というものだ。実際にホームページを確認したところ、確かに「違反ではありません」という表記がある。

神奈川県警HPより(画像は2015年6月3日現在のもの)
神奈川県警HPより(画像は2015年6月3日現在のもの)

神奈川県警の広報課に話をうかがうと、「このQ&Aの表記は間違いではない」という。つまり、神奈川県内ならば片耳イヤホンは違法ではないということだ。しかし、「片耳でも、あまり音量が大きすぎるなど、運転に支障があるような状況だと違反」になるそうだ。

また、その判断基準についても尋ねると、

「この件については、各都道府県の公安委員会が独自に裁量権を持っています。その上で、警察がどのように解釈するかが問題になってきます」

とのことだった。要するに、各都道府県の公安委員会が決めたルールがそのまま使われるのではなく、それを「警察機関がどのように解釈したか」が基準になるということだ。

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