地方民は意外と区別がつかない? 田園調布と調布は何がどう違うのか
買い物に便利なのは?
最後は、買い物に便利なのはどちらか比較したい。
東京の私鉄駅には商店街がつきものだが、田園調布駅の西口はいきなり住宅地。商業施設は皆無に等しい。
反対の東口は東横線沿線らしい商店街が広がっていて、日高屋だってマクドナルドだってオリジン弁当だってある。
ただし、1日平均の乗降人員が約2万4000人なので、店の数はそんなに多くない。地域でまともなスーパーは、駅直結のプレッセ田園調布店くらい。あれこれ買いたいときは、隣の自由が丘まで足を伸ばすしかなさそう。
一方の調布市は、調布駅の1日平均の乗降人員が約11万5000人もいるだけあって、さすがに駅前が賑やかだ。街のランドマークである調布パルコは、ファッションのショップから雑貨店、レストラン、フードマーケットだってある。
さらに西友調布店や調布とうきゅうも駅近くに立地する。店の品揃えを比較しながら買い物できるのは心強い。
買い物の便利さは調布市が上回る。
以上、「地名の貫録」「ご当地キャラ&有名人」「土地の価格」「鉄道」「お買い物」の5つの観点から比較したが、3対2で調布市が勝利した。
ところで、今年は京王本線の新宿(新宿追分)~調布間が開通してちょうど100年になる。5月31日には開通100周年記念券が発売される。
次の100年、調布市はどのように発展していくのだろうか。