調布の貫録があるのはどっち?
調布という地名は、多摩川の清流を利用して古くから布が作られ、それが古代の税の一種である「調」として朝廷に納められたことに由来する。ルーツは一緒と見ていい。
1889年の段階では現調布市が「調布町」で、大田区の方が「調布村」だった。1928年に町に昇格するも、先輩の調布町に遠慮して「東調布町」を名乗った。4年後の1932年には東京市に組み込まれ、大森区(現大田区)田園調布となる。
調布市と田園調布は、地名の由来も名乗り始めた時期も変わらない。しかし田園調布が一時「東調布」と称したことを考えると、調布市の貫録勝ちだ。