骨までスケスケ! 話題の「ハシビロコウ」クリアファイルを買いに千葉市動物公園に行ってみた
2015年5月11日に発信された、次のようなツイートが話題になっている。
千葉市動物公園で販売されているクリアファイルはハシビロコウという鳥がデザインされているのだが、紙を入れると骨格が現れるという素敵な仕掛けとなっている。
ハシビロコウはコウノトリの一種で、2013年秋に同動物園で行われた「動物総選挙」で1位に輝いた人気の動物だ。全国で5カ所の動物園に10数羽しかいないという希少さに加え、立っているだけであまり動かないユニークな習性も人気の一因だ。思わずレジに飛び込み買ってしまったのもうなずける。
ツイッター上での盛り上がりを見ているうちに、筆者もたまらず動物園に行ってみた。
ハシビロコウはじっとしていなかった
千葉市動物公園は、JR千葉駅から千葉都市モノレールに乗って約12分、動物公園駅で下車する。目の前に動物園の正門が見える。
正門を入って、すぐ左手の売店で目当ての品物「ハシビロコウのクリアファイル」を発見した。なんと店の最前列、いちばん目立つ場所に展示されているではないか。しかもレッサーパンダの商品と並べてある。2大スター揃い踏みである。
ゾウ、ゴリラをデザインした商品もあるらしい。そこで迷わず、3種を大人買い。早速書類を入れてみた。下の写真がそれ。骨格標本のようで、なかなかクールだ。今度、会議のときに使ってみよう。一目おかれることは間違いないだろう。
ところでハシビロコウはどこにいるか。正門からだとかなり離れた奥、中央広場の先に展望デッキがあり、その右手が鳥類・水系ゾーンにいるらしい。せっかくだから本物を見てみよう、と向かうことにした。
10分ほど歩いただろうか、ハシビロコウはすぐに見つかった。名前は「じっと」君だ。じっと動かず立っていることから、名付けられたのだろう。アフリカの沼地で、近づいてくる魚を捕食するため、あまり動かないのだそうだ。この日は天気が良かったので、気分爽快だったのか、スタスタ歩いていたが......。
千葉市動物公園といえば、レッサーパンダの風太が有名だ。この日も風太のコーナーは観客でいっぱいで、「じっと」の檻の前は人影まばらだった。未来のスターを秘かにサポートする、そんな気分も味わえるのがハシビロコウの魅力かもしれない。