「冷やしコタツはじめました。」 池袋の不思議な本屋さん・天狼院書店に行ってみた
店長のひらめきで生まれたコタツ
取材に対応してくれた店員の山中さんによると、畳の上にコタツを置くようになったのは昨年9月のこと。
「コタツないんですか?」と尋ねる客が相次いだところから、店主の三浦さんが導入を決めた。
ところがフタを開けてみると、最初のうち使う人はそれほど多くなかったという。
そんなある日、店にテレビ取材が入ることに。そのままじゃちょっと寂しいということで、取材スタッフが来る30分前、カウンターにあったサーキュレーターを入れてみた。すると......、
「なんかこれ、涼しくていい感じだぞ!」
と予想外の冷却効果にビックリ。冷やしコタツを始めることになった。
せっかくなので筆者も試してみた。
室内でサーキュレーターを回すよりも冷却効果が高い印象を受ける。風が拡散することなく、ピンポイントで足に当たるからだろう。
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冷やしコタツの冷却装置
コタツに座っていた男子学生に感想を求めたところ、「いいですね~」と満足げな様子。スイッチのオン・オフや風量の調節は客の好みに合わせてくれる。
冬の間は通常のコタツとして使用され、多くの客が暖をとった。店内は別にエアコンがあり、室内温度は適宜調整されている。