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ぐるぐる回る地下鉄「都営大江戸線」と「名古屋市営名城線」を勝手に比較してみた(後編)

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.18 06:05
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世界標準に近いのはどちらだ?

名城線や山手線のように環状運転をしている路線はソウルや北京、ロンドン、モスクワにも存在する。山手線の場合、方向を「内回り」「外回り」という言い方をするが、国際標準では「右回り」「左周り」が普通だ。
名城線はこのルールに従っていて、外国人にも分かりやすい表示になっている。

名城線「右回り」方向幕(Bakkaiさん撮影、Wikimedia Commonsより)
名城線「右回り」方向幕(Bakkaiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

一方の大江戸線は「大門・六本木方面」または「両国・春日方面」という言い方をする。地名が頭に入っている人には便利だが、東京に慣れていない人には少々つらいだろう。 国際標準に近いのは名城線だ。

以上、4つの観点から大江戸線と名城線を比較した。

道路整備が不十分で、しかも地下構造物の多い東京。その隙間を縫うように作られた大江戸線は、日本の土木建築技術の精華ともいえなくもない。工事関係者の苦労がしのばれるが、利用者目線からすれば窮屈なところも残る。
戦後復興計画を名古屋のように徹底していれば、地下鉄を含め全く違った東京になっていたことだろう。

Jタウンネット編集部としては、3対1で名城線に軍配を挙げたい。

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