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小泉八雲がFROGMANとコラボしたら...アニメ「平成松江怪談」が公開中

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.12 15:22
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「怪談」といっても、FROGMANさんのテイストはそのまま
「怪談」といっても、FROGMANさんのテイストはそのまま

「秘密結社鷹の爪」監督のFROGMANさんと怪談作家の木原浩勝さん、松江の観光大使をつとめる2人がタッグを組んだアニメ「平成松江怪談」が2015年4月からウェブサイト「吉田の松江大作戦」で公開されている。

平成松江怪談ロゴ(左がFROGMANさん、右が木原さん)
平成松江怪談ロゴ(左がFROGMANさん、右が木原さん)

八雲と松江の深いつながり

「怪談」「骨董」などの著作で知られる、明治時代に活躍したギリシャ出身の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。彼は1890年に島根県松江市の尋常中学校に赴任、妻の小泉セツと結ばれるなど、同地に深い縁を持つ。八雲という名前も、島根の旧国名・出雲にかかる和歌の枕詞「八雲立つ」に由来するという。

そんな八雲の代表作「怪談」にちなんで、島根県松江市は2014年から「怪談のふるさと松江」という観光キャンペーンを行っている。

「怪談のふるさと松江」キャンペーンロゴ
「怪談のふるさと松江」キャンペーンロゴ

今回の「平成松江怪談」も、このキャンペーンの一環として制作されたもの。木原さんが現代の松江に生きる怪異譚を取材・執筆し、それをFROGMANさんが映像化した。動画は全4編で、現在のところ「イケコ」と「出前」の2編が公開されている。

松江市在住の主婦の経験をもとにした「イケコ」は、学校のトイレが舞台の怪談。そのあらすじは、以下の通り。

「3番目のトイレが閉まっているとき、中におばけがいる」という噂話を聞いた主人公のNさん。しかしNさんは「よくある怪談の類だろう」と、あまり気にとめていなかった。
ある日、そんなNさんが女子トイレに入ると、その噂の通り3番目のドアが閉まっている。「噂を信じているわけではないが、なんだか気持ち悪い」と、勇気を出してドアを開けて確認してみると、トイレの中は無人。「やっぱり何もなかった」と安心して、Nさんが他のトイレに入ろうとした――その瞬間、誰もいないはずのトイレから......

第3編「名札」は5月に、第4編「座禅」は6月にそれぞれ公開される予定とのこと。

「3分で分かる小泉八雲の怪談」シリーズも

また、同サイトではFROGMANさん制作の「3分で分かる小泉八雲の怪談」シリーズも公開されている。こちらは、「耳なし芳一」や「雪女」など八雲の代表作を、吉田くんら鷹の爪団のメンバーがコメディ調で紹介する3分間の動画。

特別編として、八雲の生涯と松江との関わりをまとめた「3分でわかる小泉八雲」も公開中だ。動画では、「小豆とぎ橋」の松江大橋や「大亀」の月照寺など、八雲の作品にまつわる観光スポットも紹介されている。

これらのスポットは、15年4月1日からはじまったツアー「ちどり娘と行く八雲のKwaidan散歩」(主催・松江ツーリズム研究会)で巡ることができる。価格は大人1800円、小人900円。

ちどり娘と行く八雲のKwaidan散歩(イメージ)
ちどり娘と行く八雲のKwaidan散歩(イメージ)
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