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何故? いまどき紙の「社内報」を復活させる会社

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.04.08 07:16
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月26日放送で、「紙の社内報の復活と良さ」について取り上げていました。

昔ながらの職場に社内報はつきものだったが(Seattle Municipal Archivesさん撮影、Flickrより)
Steno pool in office, 1959

家族が勤めている会社のコト、気になりませんか?これさえあればどんな会社でどんな人たちと働いているかがわかるというもの、それが"社内報"です。社長などのトップインタビューや部署の内容紹介、新入社員や定年退職者などの情報が載っています。

そんな社内報をめぐって、大阪に本社を置く会社ではこんな動きがあります。門真市に本社を置くパナソニックでは1927年から社内報を発行。2013年には社内報を休刊してWEBを充実させて一本化しましたが、パナソニック全体で成長するには各部署が互いを知るべき!と社員向けの紙の社内報が復活しました。また、大阪市に本社を置くシャープでも2012年に経費削減のために社内報を休止したものの、社員からも経営トップからも紙の社内報復活を望む声があり、2015年1月に復活したのです。

どちらの会社も、業績が悪化したときにいったんやめたものの、紙の社内報を復活しているのです。

社内報の起源である兵庫。人気の社内報を出す会社も

そもそも全国で初めての社内報は、1903(明治36)年に鐘紡紡績(現・クラシエ)の兵庫工場(神戸市)が発行した「兵庫の汽笛」というものでした。内容は、工場の従業員側からの注意箱(目安箱)に寄せられた会社への提案を共有するものでした。

このように100年以上の歴史がある社内報。今では読みやすさや企画内容を競うコンクールまであるのです。そのコンクール「全国社内誌企画コンペティション」で毎年受賞の常連になっている企業が宝塚にあります。

兵庫県宝塚市に本社を置く「ウィル」は、阪神間で住宅販売の仲介やリフォームを行っています。社内報では毎回その時一番輝いている社員を取り上げています。表紙を飾ることは社員たちの憧れになっているのです。

家族と会社をつなぎ、社員のやる気をも引き出す紙の社内報。移り変わりの激しい時代だからこそ、その魅力が注目されています!(ライター:ツカダ)

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