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利用者「半減」でも、小松空港が生き延びる道はあるか

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.03.28 07:42
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[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年3月11日放送の「ひゃくまんのかがやき」のコーナーで北陸新幹線開業で大きな影響を受けるだろう小松空港の取り組みを紹介していました。

小松空港(Hyougushiさん撮影、Flickrより)
Komatsu Airport (KMQ/RJNK)

金沢と東京を最速2時間28分で結ぶ北陸新幹線。この影響を最も受けそうなのが小松空港を発着する小松・羽田便です。

羽田便は現在1日12便が運行されており、年間およそ170万人が利用する重要路線ですが、新幹線へ客が流れ、利用者がほぼ半減する見通しとなっているようです。

新幹線開業後、羽田便が無くなった新潟や仙台のように小松・羽田便も需要が低下すると減便や撤退の恐れもあるといいます。

新たな値段設定とリニューアルで魅力アップ

日本航空と全日空は、飛行機の小型化をするものの、当面は便数を維持する方針で新幹線に対抗した新たな料金設定を打ち出しました。

小松・羽田便の正規運賃は片道24600円。事前予約の割引などを利用すれば最安値は9200円。前日まで購入できる割引でも最安で12900円と、新幹線金沢・東京間の14120円を下回ります。

そして小松空港の展望デッキのリニューアルで施設の魅力アップも計りました。

入場料を無料にしたほか、メッシュ型のフェンスをを横方向だけのフェンスに変更して、見やすく、写真なども撮りやすいようにしました。

あわせて小松空港の駐車場も1日最大500円に値下げして利用を促す努力を行っています。

狙いは福井の利用者なのだけど・・・

「年間利用者170万人の半分は金沢で、全員新幹線に乗ると思います。金沢の利用者がなくなっても福井の人が全部こっちに来れば変わらない」というのは、小松空港ビルを管理する北陸エアターミナルビルの岡田靖弘社長です。

福井から東京までの所要時間を東海道新幹線利用と北陸新幹線利用、そして小松からの空路の3パタ-ンで比較してみると、時間も運賃(早期予約)も最安値であることが分かったのです。

しかし福井県民に東京への手段を聞いて見ると、米原経由の東海道新幹線利用者が多いようでした。

なおさら呼びかける余地が十分あるということで、小松空港の中に福井の観光地などをPRするコーナーが設けられ、福井との連携を強めている様子が伺われます。

北陸新幹線の開業は小松空港にとって大きな節目で、新幹線との競争はもはや避けられないが連携や共存という道も探っていく必要があるようですね。(ライター:ファンキー金沢)

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