大変だ...今年は「イカナゴの釘煮」が食べられない?
2015.03.03 07:31
今年は不漁?のイカナゴ、減少の原因は?
不漁が予想されるイカナゴ。
その理由はなんと、兵庫県水産技術センターのプロでも「わからないんです......」とのこと。
イカナゴの数が減る原因としてまず考えられるのが「海水温の高さ」。
前年の夏に海水温が高いとイカナゴが死んでしまうので数が減ってしまうのですが、昨年はそんなに水温も高くなかったとのことで、これが原因ではないそうです。
そして次の可能性が「前年の漁で獲り過ぎる」こと。
昨年は数の調整のために早めの時期に漁を切り上げていたので、これも原因ではないそうです。
イカナゴは環境に影響を受けやすく、成長・産卵までにはたくさんの"関所"があります。
自然のことなのでいろいろあり、その原因を明らかにするのは簡単ではないそうなんです。
今はとりあえず、いかに数をキープしていくか、漁師さんたちとも協力して"対症療法"でやっていくしかないのです......と農林水産技術総合センターの方は語ります。(ライター:ツカダ)