まるで万華鏡の世界...「ランタンフェスティバル」中の長崎が絢爛豪華すぎる
長崎市の街中が、約1万5000個の中国ランタン（提灯）で彩られる冬の恒例行事「長崎ランタンフェスティバル」が、2015年2月19日から3月5日の15日間、開催される。
人体をはじめとするオブジェには大小様々なものがあり、干支のオブジェは大きいもので約10メートルのものがある。
湊公園会場（ながさき旅ネット提供）
新地中華街（ながさき旅ネット提供）
中央公園広場（ながさき旅ネット提供）
このお祭りは、長崎新地中華街の人たちが、街の復興のために中国の旧正月（春節）を祝う行事がルーツだ。1994年から「長崎ランタンフェスティバル」として催されるようになり、今では約100万人を動員する一大イベントに発展している。
浜んまち会場（ながさき旅ネット提供）
皇后役の美女が編集部にやってきた！
土曜日のメインイベントである「皇帝パレード」は、皇帝・皇后の神輿を中心に旗隊など総勢150名が豪華な衣装をまとって市内を練り歩く。
21日の皇帝役に元プロ野球選手・下柳剛さん、皇后役に「ロマン長崎」の岩永明佳さん。まだ20歳だ。
ＰＲのためＪタウンネット編集部を訪れた「ロマン長崎」岩永明佳さん一行（編集部撮影）
28日の皇后役はHKT48の森保まどかさんが務め、AKB48の村山彩希さんも隊列に参加する。
人気のイベントのため、長崎市内の宿泊施設は既に予約が取りにくくなっている。「今からだともう間に合わないのでは？」と嘆息する声が聞こえてきそうだが、岩永さんがこんなアドバイスをしてくれた。
「市内で宿が見つからない場合は、福岡市や佐世保市、諫早市などで泊まり、そこからフェスティバル会場に行くといいですよ。ＪＲ長崎駅から会場までは路面電車が便利です」
会場案内ＭＡＰ（公式サイトを編集部が加工）
路面電車の下車駅は「築町」。メイン会場の新地中華街会場は目の前だ。地理が頭に入ったら、徒歩で各会場を周遊することをお勧めする。
中島川公園（ながさき旅ネット提供）
日曜と平日もイベント盛りだくさん
2月22日、3月1日の日曜日に開催される「媽祖行列」（まそぎょうれつ）は、江戸時代、長崎に入港した唐船の乗組員たちが実際に行っていた儀式。航海安全の神とされる媽祖を市内の御堂に安置するまでの行列を再現している。
孔子廟（ながさき旅ネット提供）
平日も様々なイベントが開催される。中国雑技や二胡演奏、太極拳演武、龍踊パレード、市民ステージ、琉球國祭り太鼓エイサーなど、市内7カ所にある会場はイベントが目白押し。観光客を飽きさせない。