米原駅での「つまようじ男」逮捕に鉄オタ勢は納得
ネット上で自らの逃走劇を実況中継していた19歳少年が2015年1月18日朝、滋賀県米原市で身柄を確保され、建造物侵入の疑いで逮捕された。
彼がネット上で「逃走宣言」をしたのは1月14日。自宅のある東京都三鷹市を離れた後、神奈川県川崎市や橋本駅(相模原市)、千葉県の成田空港など首都圏を転々とする。
全国に指名手配された16日、彼は西へ移動を始めた。静岡県浜松市、愛知県豊橋市、そして名古屋市へ向かう。
彼は道中に撮影した動画を投稿し続け、警察を「無能」呼ばわりして挑発を続けた。
超余裕万引きしてみたw22(YouTubeより)
「みんなで少年法を改正しよう」「俺様は神様以上の存在」と主張した少年は18日朝、JR大垣駅(岐阜県)発の普通列車に乗って米原駅へ向かったが、待ち構えていた警察によって、車内で身柄を拘束された。
少年はなぜ米原を目指した?
世間を騒がせた逃走劇はあっけなく終わったが、彼の選んだルートを巡って様々な意見がネットに寄せられている。
彼が逮捕された米原はハッキリいって「何もない」駅だ。訪れたことのない人なら、なんでそんなところで......と思うに違いない。
しかし米原駅は滋賀県で唯一新幹線が停車し、JR東海道線と北陸線、近江鉄道が乗り入れる交通の要衝だ。JR西日本の看板列車・新快速も停車する。
少年は米原から京都~大阪方面を目指したと推察される。
「つまようじ男」が米原で捕まった、とニュースにあって、一般人は「なぜ米原なんかで?」「なんもない場所やんけ」的反応多数/18キッパーから見ると、米原は「各駅停車の旅の要衝」であり「JR東海と西日本の境界で、待ち時間が多い」ことも知っている。つまり「米原だから捕まった」
— 新宿次郎 (@shinjukujiro) 2015, 1月 18
つまようじ事件の奴が、米原で捕まったと聞いた。米原駅は、JR東海とJR西境界なので、在来線は乗り継ぎになって、待ち伏せには最適である。また、駅周辺に人混みに紛れられるような繁華街もない。超余裕なら地元で頑張るべきであった。
— 総統 (@soutou_d) 2015, 1月 19
鉄オタなら関西本線か近鉄を選ぶ?
追跡を振り切るなら、名古屋から近鉄に乗るか、大阪への直通列車が走っていないローカルな関西本線、遠回りな高山線、あるいは無予約で高速バスに乗るという選択肢もあったのでは、という説を唱える人も。
つまようじ君は名古屋で関西本線or近鉄に乗り換えたほうが遠くまで逃げれたんじゃないか説あるよね。
— 元レイブルあだち (@go_orangista_go) 2015, 1月 18
つまようじ男は、名古屋から高山線で北陸に抜けてから西に逃げるべきだった
— 時報@やる夫村人狼 (@air_jihou) 2015, 1月 18
つまようじ少年逮捕のニュースに対するタイムラインの反応が、「近鉄の名阪特急を使う知恵があれば」「ツウは停留所から高速バスに無予約で飛び乗る」と明後日の方向に正しい。
— 所謂、(司法)浪人 (@xRounin) 2015, 1月 18
「こうすればもっと長く逃走できたのに...」とネット上でネタにされるところをみると、まだまだ甘ちゃんだったということか。犯人が鉄道オタクでなかったことが、事件の解決を早めたのかもしれない。