都内に、「無料で」一戸建てマイホームを持つ方法
いつかは欲しい、あこがれのマイホーム。でも現実は厳しい。宝くじでも当たれば別だが、一般人が気軽に購入できるお値段ではない。
そんなマイホームを無料で、しかも都内に持つことができるという夢のような企画がある。
東京都奥多摩町では、少子高齢化が急速に進んでいて、過疎が深刻に懸念されている。そこで、若者の定住を促進するため、無償で一戸建てを譲与する「いなか暮らし支援住宅」と銘打つプロジェクトを立ち上げた。このいなか暮らし支援住宅は、町内に持ち家を持っていない人が、自らの住居として15年間住み続けるだけで、無料になるというものだ。
今回、入居希望者を募る物件は、町外に転出した前所有者から2014年、町に寄付された築30年の木造2階建て住宅。間取りは6DK(延べ床面積約165平方メートル)。これに加えて、約195平方メートルの畑も付く。申し込み期間は2015年2月27日までだ。
ただし、誰でも応募できるわけではない。申し込み基準は、40歳以下の夫婦、または50歳以下で子ども(18歳以下)がいる世帯に限られる。選考は先着順ではなく、面接などが個別に行われる。
都内とは言っても奥多摩町は東京都の最西端だ。一番近いコンビニでも2.5キロあり、近所には野生動物が出ることもあるという。それはちょっと......と思うかもしれないが、裏を返せば豊かな自然に恵まれているということでもある。また1月19日に放映されたモーニングバードによると、最寄りの川井駅までは徒歩12分、新宿駅までは90分。交通の便は決して悪くない。
すでに20件以上の問い合わせが殺到しているとのことだ。
詳しくは東京奥多摩町ウェブサイトを参照。