大阪から放置自転車を減らした「良心」に訴える作戦が秀逸
そもそものきっかけは、2014年11月2日に放送された「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)の中で紹介された1シーンだったようだ。
1時限目の多湖輝先生が担当する能力開発の授業の中で、こんな設問が出された。
大阪府の歩道に停められた放置自転車を無くそうと地元の小学生が、ある取り組みを行った所、皆この場所に自転車を停めづらくなりました。そのアイデアとは一体何でしょう?
(日本テレビ ウェブサイトより)
そして、その正解は、下記のようなものだった。
小学生の描いた絵を路上に貼り、放置自転車をやめるように訴えたのです。 この取り組みを始めた所、放置自転車が以前の9割近く減少した地区もあるそうです。
(日本テレビウェブサイトより)
番組では、1台の放置自転車も置かれていない様子の映像が流された。これがあまりにも印象的だったのか、多くの人がネット上に感想を投稿し始めたのだ。ある人はフェイスブックに、ある人は自らのブログに、そしてツイッターにもつぶやかれる。こんなふうに。
【小学生に協力してもらった大阪市の放置自転車対策が素晴らしい!】
どうしたと思いますか?
小学生が描いた絵を置いたら、自然と放置自転車がなくなったそう。
小学生が描いた絵の上に自転車は置けないという良心が素敵です(*^^*)... http://t.co/sSSaEXjloJ
— さとう ゆうこ (@yukosato1213) 2014, 11月 22
そしてツイッターで拡散され、2ちゃんねるにも取り上げられ、やがてネット上で大きな話題となった。