丹下健三設計・香川県立体育館を「壊さないでください」
2014.11.26 17:13
「取り壊し」を含めないで
同体育館については、Jタウンネットでも過去に取り上げているので、ご参照いただきたい(丹下健三設計の香川県立体育館は「無駄な建物」なのか?)。
日本を代表する大建築家、故・丹下健三の手掛けたこの体育館は、長らく地元で愛されてきたが、耐震調査の結果、天井が落下する危険性があり、耐震改修工事も検討されていたが、工事費用ほかの理由で、工事は見送られた。体育館の使用は9月末で中止となり、閉館が正式に決まった。
これを受けて、前述の署名キャンペーンが始まったわけだ。要望の中身は次の3点である。
1.香川県立体育館の今後のあり方に「取り壊し」を含めないこと。
2.建物を可能な限り維持し、活用すること。
3.利用者となる県民の意見を広く聴き、細やかな情報開示をした上で、長期的視点に立ち利活用方針を決定すること。
詳しくは、「Change.org」ページ上で述べられているので、ご覧いただきたい。
署名者の声も、このページには寄せられている。
「亡き丹下健三氏の貴重な建築。香川の宝を受け継ぎ、守りましょう」
「のこす。という考え方ではなく、もっとこの建築は活用できる。ぼくはそう信じます」
「「船の形の体育館」と言えば、高松の人なら誰でも分かる!素敵な体育館!昔、体操の大会でよく行っていました 本当に懐かしく思い出のいっぱい詰まった場所です。絶対に残してください よろしくお願いします」
署名活動の目標は500筆。体育館の未来を、人々の声は変えることができるだろうか。