東京を着々侵略中...新世代名古屋めし「台湾まぜそば」もう食べた?
ニュータイプのグルメの発信源である愛知県名古屋市。明治時代に誕生した「ひつまぶし」をはじめ、あんかけスパゲティ、手羽先唐揚げ、味噌カツ、天むす......個性豊かな「名古屋めし」には、今や全国区の支持を集めるものも少なくない。
今年に入ってまた新たなグルメが、名古屋を経由してじわじわ東京に浸透しつつある。そのメニューの名前は「台湾まぜそば」だ。
台湾まぜそばのルーツは、名古屋めしの1つに数えられる「台湾ラーメン」。1970年代に市内の台湾料理店で誕生したとされる同メニューは、ひき肉、ニラ、長ねぎ、もやしなどをトウガラシで辛く味付けして炒め、醤油ベースのスープを加えて、ゆでた麺にかけたもの。
このスープなしが台湾まぜそばだ。太麺に台湾ミンチ、魚粉、海苔、ネギ、ニンニク、卵の黄身を乗せている。発祥の店は「麺屋はなび高畑本店」(名古屋市中川区)で、台湾ラーメンを調理する過程で偶然生まれたという。食べるときはかき混ぜて食べる。
「2013年 新なごやめし総選挙」で準グランプリを受賞し、その名前は全国に広まりつつある。
高田馬場・早稲田界隈は早くも激戦区!?
麺屋はなびが東京進出を果たしたのは2014年7月15日。東京メトロ副都心線の西早稲田駅と東新宿駅の中間地点に新宿店(新宿区大久保)がオープンした。高田馬場~早稲田周辺は都内随一のラーメン店激戦区だが、同店は今も行列ができる繁盛ぶり。
同店から北に約900メートル離れた場所に8月8日オープンしたのが「麺屋こころ高田馬場店」(同区西早稲田)。1号店は大岡山(大田区南千束)にあり、両店で台湾まぜそばを提供している。店主は麺屋はなびで修業した後、独立した。
同じ西早稲田で、早稲田通り沿いにある「まぜそば しるし」は今年3月に開店。基本メニューの台湾まぜそばをはじめ、カレー、トムヤム、とろろのバリーションもある。
秋葉原にも12月できるぞ
はなびの姉妹店「麺屋はるか」(千代田区外神田)は12月9日にオープン予定だ。場所は東京・秋原原。飲食店の入れ替わりが激しい立地だが、日の出の勢いの台湾まぜそばで、アキバに定着することができるか。
先日一年経たずに閉店した麺屋ばんどう(今月11/3閉店、その前は"武蔵野肉汁うどん"いろは 去年12/15閉店)跡地「新名古屋名物 元祖台湾まぜそば 」12/9オープンの告知あり pic.twitter.com/WfPRx3ItYS
— ツルミロボ (@kaztsu) November 20, 2014
秋葉原のお隣、神田駅近くにある「神田ラーメンわいず」(同区外神田)でも台湾まぜそばが食べられる。メニューの中心は家系ラーメンだが、こちらの台湾まぜそばは、魚粉の量が多いともっぱらの評判。
このほかにも、JR新宿駅西口の新都心歩道橋下にある「つけめん あびすけ西新宿7丁目店」、東京メトロ日本橋駅から徒歩1分の「京都銀閣寺 ますたにラーメン日本橋本店」、昭和大学病院近くの「ラーメン屋つるん」(品川区西中延)などなど――日々増殖を続けているといって過言ではない。
ぴあ ラーメン本2015首都圏版に掲載させて頂きました!
お時間ある方はチェックしていただけると嬉しいです☆
※「台湾まぜそばextra edition」に名称変更になりましたが、乗せ物等の変更はございません。
より一層 味に磨きをかけて皆様のお越しをお待ちしております。
— ラーメン屋つるん (@raumenya_tsurun) September 2, 2014
「自分の家からは遠い! すぐにはいけない!!」という人は、ファミリーマートから11月11日に発売された「台湾まぜそば」(税込450円)という手もある。北海道・沖縄を除く全国で発売している。
※一部店舗では取り扱いなし。
新世代の名古屋めし「台湾まぜそば」が、全国制覇を果たす日も近い!?