有名人の「売約済」だらけ! 年末の風物詩「酉の市」が凄かった
「浅草駅」が最寄り駅ではないので出かける人は注意
ただし、浅草といっても雷門からは北に約1.6キロ離れている。日暮里駅~錦糸町駅間を走る都営バス08系統に乗って(途中のバス停は東武浅草駅、とうきょうスカイツリー駅入口、押上など)、「竜泉」で降りるのがベターだ。
浅草のお祭りは午前0時から夜の24時までやっている。「今日は天気もいいし、仕事帰りに寄ってみたい」「22日の下見をしたい」という人向けに、Jタウン編集部は早朝の浅草へ向かった。
都営バスを勧めた筆者だが、あえて東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から歩いて行った。ここで下車したのには訳がある。駅のすぐ近くから屋台が軒を連ね、それが800メートル以上の長さにおよぶと聞き、この目で確認したかったからだ。朝8時過ぎなのでオープンはしていなかったが、どこも営業の準備に入っていた。
南へ歩くこと約12分、目的地へ到着。「鷲神社」と「鷲在山長國寺(酉の寺)」が同じ敷地にあることをはじめて知った。これは神仏習合の名残りか。
来場客の姿はまばらで、熊手を売る露店の店員の方が多かった。一時的に閉めている露店もある。
あちこちにド派手な熊手に目を奪われる。「目立とう精神」はデコトラ、あるいはヤンキーイズムと相通ずるものがあるように感じた。
境内を歩くと、熊手の変遷が一目で分かる「ミュージアム」が設置されていた。昔はもっと質素だった......。
誰でも知っている大企業や芸能プロ、芸能人の「売約済み」の札も。遠くからは威勢のいい「手締め」が聞こえてくる。日本のイベントではよく見られる儀式だが、声の張りといいスピード感といい、やっぱりプロは違うなと感心させられる。
中村勘九郎やユナイテッドアローズ、月亭八方、手塚プロの名前も。
石原慎太郎ご一家、日本テレビ音楽、萬田久子、和泉元彌さんらも。
一通り見て回ったあと、寺と神社をそれぞれ参拝した。
浅草の酉の市と花魁で有名な「吉原」は、歴史的に深いつながりがあるんです→ソープランド街の朝、午前9時。営業開始前の「吉原」を歩いてみた