和歌山県民はやっぱり洋服にお金をかけない!?
最新トレンドもいいけど、ベーシック志向も必ずいる
カジュアル服は外資系ファストファッションをはじめとする専門店に揃っていて、若者を中心とする客で賑わっているけれども、年配者を中心によりベーシックなものを買いたい人は必ずいるだろう。
そんな客のニーズに応えるポテンシャルをスーパーの衣料品は本来持っていたはず。
イオンは衣料品PBブランド・トップバリュコレクションを展開している。
同モールから南に1キロ離れた場所に和歌山大学が立地しているが、節約志向の大学生にはマッチするかも。
衣料品を売っていくには品質の良さだけでなく、見せ方や店内のディスプレイも重要な要素になる。例えば、ユニクロだと陳列商品が乱れてもスタッフがさっと整え直す。ところがスーパーは、その人員すらも削っていて雑然とした雰囲気のところが少なくない。
オープンして間もない同店の売場は小ぎれいな印象だったが、まだまだ改善の余地もありそう。見方を変えれば、イオンの衣料品部門が復活を目指す上で様々なチャレンジのできる場所だと感じた。その日には、和歌山県民のおしゃれ事情にも大きな変化が来るかもしれない。
――そんなことに思いを巡らしながら歩いていると、モールの2階に「タオル美術館」というテナントが入っているのを見つけた。ひょっとしたらここで購入したタオルを身に付けていたのだろうか。