カレーに生卵、は許せるけどソースはイヤ!(またはその逆)な人、いますか?
Jタウンネットでは2014年8月25日から9月24日にかけ、カレーに「生卵」あるいは「ソース」を入れるのはありかなしか、について都道府県別の意識調査を行った(参考:「カレーに生卵&ソース」、愛好者が多いのは東海・関西・四国! 東北は...)。
地方別の大まかな傾向はこの地図、また上述の記事を参照してもらうとして、ここでは都道府県別の投票結果に注目したい。
東京都で最も票を集めたのは「どちらも当たり前」で38%。「生卵だけ」の23%、「ソースだけ」の18%を合計すると79%に達する。
人口上位の5都府県のうち「どちらも当たり前」の得票率が最も高かったのが大阪府で、実に58%に達した。
全国の「カレー激戦区」の結果は?
神奈川県横須賀市は海軍カレーで町おこしを図っている。5月に開催されたカレーフェスティバルでは全国から多くのマニアが集まり話題を呼んだ(参照:ご当地カレーナンバー1は? 横須賀でカレーフェスティバル開催)。ご当地のカレーショップでも生卵のトッピングは珍しくないようだ。
そんな神奈川県の投票結果だが、大阪や東京と比べて「どちらも当たり前」の得票率は若干低調。一方で「どちらもありえない」の得票率が27%あった。
日本一カレー好きが多いという説もある石川県(参照:石川県民よりも「カレー好き」なヤツらって存在するの?)。4つある選択肢の得票率は全国平均とほぼ一緒だった。
金沢カレーを挙げた以上、カレーチェーン最大手壱番屋(略称「ココイチ」)を外すわけにはいかない。同社は愛知県一宮市に本社を置く。カレーの辛さやライスの量、そしてトッピングの種類が豊富なのが特徴で、それらを組み合わせて自分好みのカレーを調理してもらうことができる。
愛知の投票結果は大阪に似ており、「どちらもありえない」を除くトッピング支持派の得票率は91%に達する。
滋賀県の結果は今回も...
Jタウンがアンケートを実施すると、他の関西各県と異なる傾向を示すことの多い滋賀。今回も不思議な結果となった。
関西2府3県の得票率1位が全て「どちらも当たり前」だったのに、なぜか滋賀だけ「生卵だけ」が最多得票率(36%)に。
このほか同選択肢がトップだったのは岩手・富山・山口・香川・熊本で、滋賀を含めて6県あった。
「ソースだけ」の得票率が高かった県の代表は静岡で、なんと43%を獲得した。同選択肢が最多だった県はほかに山形・福井・三重・鳥取・愛媛・高知の6県。これらの県は静岡同様「生卵だけ」の得票率が低い点で共通している。
「どちらもありえない」が最多得票率だったのは青森・茨城・長崎の3県のみ。茨城はなにかにつけて納豆をかける食文化があるけれども、その影響か......。
Jタウン研究所ではほかにも、さまざまな地域差を調査している。ご興味を持たれた方は参照してほしい。
・「カレーに豚肉?ありえへん!」全国調査でわかった「牛・豚」地図
・四角い食パンを「角食」と言うのは北海道と兵庫だけ...いったいなぜ?
・「納豆嫌い」多い県は? 現代の「納豆格差」、全国アンケートで判明