ただでさえ迷宮の大阪/梅田エリアが新駅誕生でさらにカオスなことに
2014.09.18 19:22
カギを握る阪急阪神ホールディングス
現状西梅田駅止まりで、利用者の少ない地下鉄四つ橋線を北に延伸させてはどうかという意見も根強い。地図を見るとグッドアイデアのように見えるけれども、実現するのは容易ではない。四つ橋線と阪神の梅田駅は地下のほぼ同じレベルにあり、どちらかを深く掘り下げる必要があるからだ。
大阪/梅田エリアは泥または粘土状の地盤で難工事が予想される。そして四つ橋線はJR東西線と地下でクロスしている。
阪急阪神ホールディングスは、阪神百貨店本店の建て替えと阪神の梅田駅の改装を行うことを明らかにしている。梅田駅が地下化したのは1939年と古く、最大でも6両編成しか入れない。掘り下げを期待する声は高いが――同ホールディングスの決断が大阪の鉄道網の将来に大きな影響を与えそうだ。