弘前大医学部では津軽弁が「必須科目」らしい
青森出身でも「津軽弁」わからないことも
高齢者の方言がきつくて何を言っているのかさっぱり分からない――国内で見知らぬ土地へ旅行した人なら一度は経験したことがあるのではないか。言葉は生ものとはよく言ったものだが、地元の若者でさえ、お年寄りの方言を理解できないケースが全国的に増えている。
老人たちが多く集まるのが医療の現場。患者にしてみれば方言以外に適切な表現が見つからないのだろうが、医師や看護婦に伝わらない、あるいは誤解されるというのは深刻な問題のようだ。
中でも青森県津軽地方の「津軽弁」は、本州の方言の中でも共通語との隔たりが大きいと言われている。地域唯一の医学部、弘前大学の医者の卵たちにとって、「津軽勉」は笑い話ではない。
第一、一口に津軽弁といっても青森県内全域で通じるわけではない。次のような意見をツイッターに投稿した人もいる
「八戸育ちの南部弁使いですが 津軽弁さっぱりわがんねじゃ」