妖怪ウォッチ・ラッピング電車の終点に......血も凍る都市伝説が!?
ポケットモンスター以来のヒットと言われるテレビアニメ「妖怪ウォッチ」。関連商品は爆発的な勢いで売れており、企業タイアップもあちこちで見かける。
東京都西北部から埼玉県南西部に路線を有する西武鉄道は、鉄道会社でいち早くタイアップを実現させた。2014年7月19日から8月31日までスタンプラリーを実施しており、各駅に設置されたスタンプ台には子供たちの行列ができている。
さらに期間中はラッピング電車1編成が西武線を走っていて、目撃した子供たちの歓声があちこちで聞こえる。
運行スケジュールは日によってダイヤは異なるものの、種別は各駅停車がほとんどで、池袋⇔豊島園・保谷・西武球場前を往復するパターンが多い。一度この電車に乗りたい親子も多いことだろう。
電車の窓部には23体のキャラクター+レジェンド妖怪1体のステッカーが貼られている。妖怪ウォッチをよく知らない人でも、なんとなく楽しい気分にさせられる。
この電車をじっくり観察したい人にお勧めするのは、豊島線の終着駅である豊島園だ。同駅の乗降人員は約1万3000人程度。23区内とは思えないほど閑散としており、記念撮影に打ってつけ。
豊島線への乗り入れ本数も多く、筆者が撮影した8月26日の場合、運行時間の約半分は池袋~豊島園間を往復する。
としまえんと妖怪ウォッチには接点が...!?
豊島園駅を出てすぐのところにある「としまえん」は、都内有数の広さを誇る遊園地で、夏は大勢のプール客で賑わう。
日中は子供たちの歓声に包まれるとしまえんだが、妖怪ウォッチトレインの終点にふさわしい(?)都市伝説スポットでもある。
鎌倉から室町時代にかけてこの場所には練馬城があった。遺跡はほとんど残っていないけれども「○○を見た」という目撃談がネットを中心に広まっている。そのほかにも様々な噂が流れているが、いずれも根拠に乏しいものだ。
妖怪ウォッチのように、誰かのイマジネーションが生み出したキャラクターに違いない。仮にそうだったとしても――主人公・天野ケータのように「普通に前向き」ならきっと友だちになれるはず?