自称「日本一安全」な島根の道路をご覧ください
2014.08.14 19:35
「日本一安全 島根路」――島根県を訪れた人には、こんな看板を見たことがある人がいるかもしれない。
島根県警察が県内各所に設置しているものだが、なんの根拠があって言っているのかはよくわからない。もっとも、これだけ自信を持って言い切っているのだから、きっとそうに違いない――と、普通の人なら思うだろう。
こちらが実際の様子です
さて、最近ネット上で話題になっているのが、その「日本一安全」看板の前で撮影された写真だ。
島根わろた pic.twitter.com/5V6nFBgqb3
— うさっち (@rhkuk) 2014, 8月 4
よりにもよって、「日本一安全」の目の前で、自動車がガードレールに突っ込んでいる。
事故の程度は不明だが、これでは件の看板も面目丸つぶれだろう。
その強烈なインパクトから、ツイートは2014年8月14日時点で1万2000回以上もRTされている。
なお、この写真自体は2013年の9月ごろに撮影されたものらしく、2ちゃんねるなどで時折話題になっていた。
実際に安全なのか?
警察庁の統計によれば、2012年の島根県内の交通事故発生件数は1725件で、鳥取県に次いで全国で2番目に低い。「日本一」でないのはちょっと気になるが、十分威張っていい数字だろう。
ところが、人口10万人当たりの事故死者を調べてみると、6.36人でなんと全国4位。おい、結構危ないぞ島根県!
何はともあれ、夏休みのこの時期は交通事故のリスクが大きいシーズンだ。島根の安全性はともかく、読者の皆様も、なにとぞご注意を。