「スコール」はローカルドリンクですか? いいえ、ハリウッド級です
「スコール」は、1972年に発売されて以来40年以上の人気を誇る乳性炭酸飲料。キャッチフレーズは愛のスコールだ。
脱脂乳の発酵乳を独自の技術で発酵させ、それに炭酸を加えている。味はカルピスソーダに近いけれども、スコールファンは「こっちの方がヨーグルト風味は強い」と支持する理由を挙げる。
元々は宮崎のドリンク
スコールはデンマーク語で「乾杯!!」という意味。英語のSQUALL(意味:移動性の大雨、強風)ではない。生まれた場所は宮崎県都城市。「南日本酪農協同」の初代社長が、牛乳のソーダ割りはできないかと開発研究を進めて誕生した。
カルピスソーダが発売されたのは1973年。乳性炭酸飲料の先駆者である。
元々は宮崎を中心とした地域のローカルドリンクだったが、その販路は年々拡大。関東出身の筆者はあまり馴染みがなかったが、東京育ちの人にも「普通に知ってます」という声は多く、関西出身者からは「家族の大好物」という話も。ほぼ全国区のドリンクになりつつあると言っていいだろう。
スコールがハリウッドに進出!?
さらに今度は、ハリウッドへの進出(?)まで決まった。
2014年7月21日、今夏公開の洋画「トランスフォーマー ロストエイジ」とスコールのタイアップ商品が発売された。全国のスーパーやコンビニエンスストアで発売中。
映画のキャラクター「オプティマス・プライム」と各種アイコンが期間限定ラベルに配されている。キャップにはシリーズ4作目を表わす「4」という数字が入っている。
人気作とのコラボということもあって大きな話題を呼んだが、「扱っている店が少なすぎる」という声がネットを中心に挙がっている。
スコール置いてるコンビニ少な過ぎ...
たまにあってもトランスフォーマーのトの字も書いちゃいねぇ...
— プリ趣(もりりん@ペル猫) (@tsurupated) 2014, 7月 25
まじトランスフォーマーのスコールどこにあるの?、、、
— DEAD FOOKはTF博13日! (@ChefHOOK) 2014, 7月 25
東京でも、大量に置いてある店が新宿にある。南口近くのアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」で、1階のレジ近くに特設コーナーが設けられている。
南日本酪農協同は、スコールを飲んでみたい味に「トランスフォーム」させる新テイスト募集キャンペーンを実施している。
参加方法は次のとおり。ツイッターアカウント@dairy_skalをフォローし、飲みたいテイストを選択して投稿すると、トランスフォーマーのプレミアムグッズなどが抽選で50名にプレゼントされる。期間は9月21日まで。