葛飾新名物「葛鹿バーガー」、ダジャレが生んだ意外な味
肉は柔らかい
葛鹿バーガーのサイズだが、某チェーンのハンバーガーよりやや小さい。単品で頼むと400円だ。
上のバンズを取ってみると――大きめのレタスにチーズ、鹿肉のパティ、トマトが積み重なっている。
再びバンズをかぶせてガブリ。肉がよくミンチされていることもあるが、牛肉のバーガーより柔らかい。動物臭さはないがコクがあって、口の中に甘さが広がる。鹿肉だけでなく豚肉や牛肉もミックスされているらしい。
パン生地と肉の割合はちょうどよいけれども、レタスとトマトに挟まれた肉が滑ってこぼれそうになった。撮影のため包みから出したがそのまま食べた方が良い。ソースもたっぷりかかっているので、手吹き用の紙を少し大目に用意した方がいいだろう。
バーガーを食べた場所は店のテラス席。目の前は起伏のある芝生で、親子が伸び伸び遊んでいる。その奥で常磐線が往来し、さらに東京スカイツリーまで見えた。実にのどかな光景だ。
手ごろなB級グルメというよりも、変わり種の高級バーガーといったところだろう。今話題のジビエ(狩猟によって捕獲された野生の鳥獣肉)料理と言っていいかどうかは不明だが、一度食べてみる価値はある。