埼玉有数の心霊スポット「下久保ダム」にまつわる噂が怖い...
風光明媚な場所だけど...
埼玉と群馬の県境を流れる神流川。その中流に建設された下久保ダムは関東の水がめの1つで、洪水調節や水力発電としても大きな役割を果たしている。ダム湖は神流湖と呼ばれ、春は花見に多くの人が訪れ、ヘラブナが生息する釣りスポットとして釣り客に人気がある。
そんな下久保ダムにはもう一つの顔がある。それは関東有数の「心霊スポット」であることだ。湖底には300世帯以上の集落があった。そこにあった墓の霊が幽霊になって出てくるとか、ダム建設の際に事故で亡くなった人の霊が現れるとか、周辺で命を落とした人の霊がさまよっているとか、でそうな条件は揃っている。
いったいどんな噂が立っているのか、そのいくつかを紹介すると――
「作業服姿の男性の霊を見た」
「湖に架かる琴平橋に、橋から突き落とされて亡くなったり、自殺した人の霊がでる」
周辺には廃屋がいくつかあり、悲惨な惨殺事件が起こったと伝えられる「A井さんの家」と呼ばれる屋敷跡が特に有名だ(近年は取り壊しが進んでいるが)。真偽不明の話としては、この家の主が狂乱し、一家無理心中を図ったとか――もっとも、確かな記録はどこにも存在しないが、肝試しのため現地を訪れる人は若者を中心に絶えない。
湖沿いには国道462号線が走っていてトンネルは4カ所ある。ここでも生首が飛んでくるという噂が......。周辺はカーブが多く、注意して運転しないと危ない。真偽はともかくとして、ドライバーが緊張を強いられる場所であることは間違いない。