名古屋では結婚式でなぜお菓子をまくのか?
2014.06.08 06:28
そもそもなぜ菓子を撒くのか?菓子撒きは名古屋だけではない!?
そもそもなぜお菓子を撒くようになったのでしょうか?
愛知県立旭ヶ丘高校教諭で、名古屋市文化財調査委員の服部誠先生にお話しを伺うと、「お嫁さんが家から出ていく時に妨害するしきたりが全国にあって、そこを通してもらうためにお菓子やお金をあげていたのが元々の意味です」とのことで、名古屋でも花嫁の家に石を投げて妨害するので家から出られず、昔はお菓子が貴重なものだったのでお菓子を投げるようになったそうです。
しかしこの菓子撒きは全国共通の風習で、結婚情報誌「ゼクシィ」によると(ゼクシィ 結婚トレンド調査2013より)菓子撒きを行うのは、愛知県より実は福井県の方が盛んだとのこと。
菓子撒きにつめかけたお客さんは、実に約1500人、使ったお金は120万円という例もあるのだとか。
福井県の嶺北地方に伝わる風習で「まんじゅうまき」と言い、菓子は菓子でも撒くのは饅頭で「饅頭=万寿」と言われており、お祝い事にふさわしいお菓子なんだそうです。
ちなみに1500人を動員したまんじゅうまきは、和菓子屋の長男の結婚だったため、かなり盛大に行われたものだったとのことです。