名古屋では結婚式でなぜお菓子をまくのか?
2014.06.08 06:28
伝統的な菓子撒きとは?
まず伝統的な菓子撒きとは、花嫁が実家を出る時に親族が屋根や2階から駄菓子を大量に撒き、それを近所の人が拾いに来るというものでした。
名古屋の街行く方に話を聞いてみると「人から聞いたことしかない」「子供の頃に拾いに行ったことはある」など、今ではあまり見ない光景となっているようです。
一方結婚式場では、現代風の菓子撒きが行われているとのこと。
名古屋市東区の「アール・ベル・アンジェ名古屋」ウエディングプランナーの渡久地真弓さんにお話しを伺いました。「最近は自宅ではなかなかできないので、披露宴でやりたいという方が多いです。菓子撒きをやりたいという要望は3組に1組ほどの割合でいただきます。」とのことで、菓子撒きを行うという新郎新婦の亮さん、杏奈さんの披露宴の様子を取材させていただきました。
現代風にアレンジされた菓子撒きは、撒く場所は新婦の実家から結婚式場へ、撒く人は新婦の親族から新郎新婦へと変化しており、さらに取ったお菓子によって豪華景品が当たるというゲーム要素もありました。
今回菓子撒きを行うことにしたお二人は、亮さんが静岡出身で杏奈さんが三重県出身ということもあり、挙式は中間の名古屋で行うことにしたそうです。「名古屋らしい演出をということで、菓子撒きをやらせていただきました」とのこと。