奈良・霊山寺のバラ園。寺なのになぜバラ園なの?
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年5月29日放送で「霊山寺のバラ庭園」について取り上げていました。
奈良県にある霊山寺(りょうせんじ)は腰痛にご利益があるとされる腰抜け地蔵が祀られていることで知られているお寺ですが、もうひとつ変わった見どころがあります。
それは境内に広がるバラ庭園。
まるでフランス宮殿のような1200坪の園内いっぱいに咲く、およそ200種類、2000株の世界中から集められた色とりどりのバラが見ごろを迎えています。
開園して今年でおよそ60年、美しい景色が見れるとたいへん人気があり、多い日は一日2000人ものお客さんが訪れています。
住職の平和への願いがこもったバラ園
お寺の中にバラ園があるって珍しいですよね。
先代の住職が戦争を体験し戻ってきた時に、お寺に来られた方に世界平和と心の安らぎを感じて欲しいとバラ園を開いたのだそうです。
さらに園内にはバラを眺めながらお茶をいただけるティーテラス「プリエール」があり、バラの時期限定のメニュー、ローズティーやばらの形をしたアイスクリームを楽しめます。
バラの香りが口いっぱいに広がって、暑さも忘れるゆったりとしたひと時もいいものですね。
霊山寺バラ庭園の見ごろは6月中旬まで、拝観料は大人600円、小中学生以下300円です。(ライター:ツカダ)