サマンサタバサを買ったつもりが「サマンサ田端」だった
Samantha Thavasa(サマンサタバサ)といえば、女性なら誰でも知っている日本のファッションブランドだ。主力のバッグは、エレガントで甘い雰囲気のコーディネイトが好きな女子大生や若いOLに人気がある。ショップの多くはルミネやパルコなどのショッピングビル、百貨店に出店している。
ネーミングは近いのにブランドの雰囲気は真逆。そんなバッグが東京・台東区の谷中商店街の一角で売られている。その名も「サマンサ田端」だ。
小悪魔的なサマンサと昭和な田端が合体
谷中界隈は下町風情が漂うことで近年注目を集めているが、そこから北北西に1.5キロほど離れた場所に田端はある。田端駅の西側は明治から昭和初期にかけて作家が多く住み「文士村」と呼ばれていたが、東側の方は工場と住宅が混在した労働者の街だ。大きな車両センターが目の前の「鉄道の町」でもある。
どこか小悪魔的な響きがする「サマンサ」に昭和な地名の「田端」が合体。そのトートバッグは、伊藤製作所という会社が手がけている。
バッグの素材は綿100%で、サイズは縦36×横38×マチ(厚さ)10センチ。カラーはターコイズ・ピンク・ブラック・グリーン・レッド・ネイビーの6色あり、価格は税込3360円。
ネットでは長年の人気
そのネーミングの破壊力は3年ほど前からネットで話題となっており、未だにじわじわと人気を集めている。
日暮里は谷中銀座の服屋で生まれて初めて見た「サマンサ田端」の破壊力はヤバかった
— かえるくん (@frog_pyoko) 2012, 1月 30
サマンサ田端発見ww pic.twitter.com/mkhmubLX
— いびき (@ihc_ikubi) 2012, 11月 23
サマンサ田端のバッグ、もう一個買うかな... pic.twitter.com/lMgDAGLdWY
— ネコイ (@nekoi_yuyu) 2013, 6月 20
田端から乗ってきた女性客がボディに「サマンサ田端」と書いてあるバッグを肩にかけている。斬新。
— Nobuhiro Nagai (@longaddict) 2013, 12月 28
このほかにも伊藤製作所は愛知県岡崎市のご当地キャラ「オカザえもん」のTシャツをはじめ、皇帝ペンギンのヒナパーカー、ビフライ名古屋城ライトジップパーカーなど、個性的すぎるデザインの商品を数多く手がけている。実店舗はJR日暮里駅から徒歩5分ほどのところにあるので、興味のある人は一度覗いてみてはいかがだろう。