葵祭の華・斎王代の選抜基準とは。なぜ良家のお嬢さん多い?衣装は「自腹」説は本当?
2014.05.24 06:52
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年5月15日放送で「葵祭の斎王代」について取り上げていました。
京都三大祭りのひとつ「葵祭」が5月15日に行われ、葵の花を飾った平安後期の装束をまとった行列が都大路を練り歩きました。
今年の第59代斎王代に選ばれた太田さんは、京都の老舗和菓子店「老松」のお嬢さんでした。
過去の斎王代も、京都の老舗や京都の有名企業のお嬢さんが務めることが多く、中には親子2代で、という方もいるそうです。
ということは、斎王代に選ばれるのは良い家柄のお嬢さんだけ・・・?
斎王代はどうやって選ばれているのか、気になりますよね。
京都らしい女性が推薦される斎王代
葵祭行列保存会の会長で京都橘大学の名誉教授の猪熊兼勝さんのお話によると、斎王代にはいくつかの選考基準があるようです。
行儀作法ができていること、着物を着慣れている、長時間正座できる、おしとやかで京都に関わりがあること、それに未婚ということなどがあります。
そして、斎王代は一般公募をしているわけではなく、三千家(茶道の表千家、裏千家、武者小路千家)の推挙を受けて選ばれるものだとのこと。
ちなみに、斎王代に選ばれたら衣装代は自腹で・・・とのウワサもありますが、祭の衣装はすべて用意されたものだそうです。
葵祭は王朝の姿を見ることができる唯一の優雅な祭り。さらに沿道からの観覧は無料なので観覧しやすくていいですね。(ライター:ツカダ)