「551」の豚まんを初めて食べた東京人の反応
生まれも育ちも関東、東京在住ウン年の筆者ではあるが、関西出身の知人たちが肉まん談儀のたびに口にする「551」なるものを、以前から食べてみたいと思っていた。
幸い、東京・池袋の西武百貨店でその実演販売を行っているという情報を入手、30分並んで無事に入手に成功した(大阪ソウルフード「551蓬莱」の豚まんが今なら東京で食えるぞ! 編集部も現地に急行した)。
関西人が愛する味がどんなものなのか、さぁ、食べてみよう!
豚まんは丸い!
551蓬莱の豚まんは「丸い」。そのシルエットは桃のようだ。
コンビニなどで売られている豚まんより若干小さく感じられるが、手にとってみるとずしりとくる。皮にハリと弾力があって分厚い。トータルの質量では551蓬莱の方が上だろう。
2つに割ると肉汁がこぼれそう。皮を厚くすることで、脂が外にしみ出るのを最小限に抑えているのだろうか。
上の写真は三脚を立てて、セルフタイマーで自撮りしたのだが、表面を触ると脂で手がベトベトになる。
餡(あん=中の具)は豚肉と玉ネギ。素材の旨味を最大限に引き出している印象だ。肉の臭みはなくジューシー。厚いと思った皮もほんのり甘く、ハフハフ言いながらあっという間に食べ終わってしまう。一等級の白米で贅沢なおかずを味わっているような、そんな感じだ。
味もさることながら、食材に対する信頼感も関西人に好かれている秘密なのかなと思った。調味料類でごまかしていないというか。何もつけなくても飽きることはない印象だが、たまに辛子をつけても良さそう。
551蓬莱の肉まん、期待どおりの美味しさだった。
焼売はずっしり重量感
告白すると、買ったときは「豚まんのオマケ」くらいに思っていた焼売。ところが、実物を見てビックリ。普段筆者が食べている冷凍食品の倍はあろうかというほどの大きさだ。
箸で掴むと結構重い。お子様の場合はフォークの方がいいかもしれない。それくらいの重量がある。実際、上の写真の撮影直後、手が疲れて焼売を下に落としてしまった。
皮は薄く、肉がたっぷり詰まっている。2枚目の写真は1回かじった後の焼売。浮き出た脂が光っている。ちょっぴりスパイシーだが辛いというほどではない。豚まんの餡と基本一緒みたいだ。
豚まんの餡はほどほどの量なので、肉的なものをがっつり味わいたいなら焼売の方がいい。筆者も焼売に魅入られてしまった。
「最強」との声もある餃子は...?
551蓬莱のセットを購入した人がネットに書いた意見を見ると、「普通においしい」という声が多数を占めつつも、「551の中で最強メニュー」という声や、「抱き合わせ商法するな」という意見もある。
実際に食べてみた感想は...
目玉メニューになり得るというほどではないけれど、うん、普通においしい(笑)。ニラがもうちょっと入っていたらと感じたが(単なる個人の好みの問題)、ガーリックとショウガがいい感じに効いている。皮の焼き加減は抑えめでプリプリ・ツヤツヤしている。パリっとした餃子が好みでない人には合っているだろう。
単身者にセットは量多すぎると感じた。今度551蓬莱が東京に出店したときも買いに行きたい。それまでに一緒に食べてくれる相手を見つけたいものである。
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