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群馬の温泉旅館の戦国時代解説ページがガチすぎる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.05.01 19:15
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群馬県の温泉旅館「豆腐懐石 猿ヶ京ホテル」。そんな旅館がなぜか作った「戦国時代」解説サイトが、驚くほど詳しい「ガチ」な内容で、一部の歴史ファンから注目を集めている。

難解な関東戦国史が凄いよくわかる

全国各地で武士が戦闘を繰り広げた戦国時代。応仁の乱と明応の政変で室町幕府の権威が失墜したことがきっかけといわれているが、関東ではそれよりも早い時期に「永享の乱」「享徳の乱」が発生していた。約150年戦乱は続き、1590年の小田原征伐と前後して東北大名は豊臣秀吉に服従して戦闘を停止する。いわば「戦乱の世は関東に始まり関東で終わった」といっても過言ではない。

他の地域よりも戦争が長引き、複雑な歩みをたどった関東の戦国史。「関東戦国史1438-1590」は、その歴史がよく分かるウェブサイトだ。比較年表や勢力図、戦国武将パーソナルデータの充実ぶりは目を見張るものがあり、フォントの色使い・ボールドも巧み。安直な歴史本を凌駕するクオリティーだ。

「関東戦国史」トップページ
「関東戦国史」トップページ

歴史好き社長と温泉サイト編集者が意気投合

これらのコンテンツは群馬県の温泉旅館「豆腐懐石 猿ヶ京ホテル」(利根郡みなかみ町)の公式サイト内に開設されている。ホテルのウェブサイトになぜ歴史のページが? その理由を代表取締役の持谷明宏さんが明かしてくれた。

上杉謙信の関東遠征の際の玄関口になっていた三国峠。 その峠を越え、初めて関東の地に立った謙信が、陣を敷いたのが、現在の猿ヶ京温泉周辺だったという史実に基づき掲載に至っております。 また、猿ヶ京温泉の名付け親が上杉謙信と言われていることも理由の一つです。
「関東戦国史」武将データ
「関東戦国史」武将データ

そう、猿ヶ京温泉には、上杉謙信が名づけた「申ヶ今日」という地名が元になっているという説があるのだ。

そんな縁ももちろんだが、何より持谷さん自身が歴史好き。さらに編集・執筆責任者としてクレジットされている、温泉コムの代表・大竹仁一さんの強力プッシュもあってこの企画は実現した。

現在、「第1回 群雄割拠の幕開け/戦国時代は関東から始まった!(1438~1505年)」と、「第2回 旧勢力の内紛と新勢力の台頭/関東三英傑の誕生(1506~1535年)」が公開中だ。
持谷さんのもとには、

歴史を題材にしたゲームやアニメ、ドラマなどと照らし合わせ 地図など参考になった。

などのメッセージが寄せられているという。

第3回は今夏頃の公開予定で、いよいよ上杉謙信・武田信玄・北条氏康が登場する。

「関東戦国史」勢力地図
「関東戦国史」勢力地図
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