結果発表!47都道府県民はどのプロ野球チームを応援しているのか
球春到来。本日3月28日に2014年プロ野球が開幕する。評論家の多くはセ・リーグが巨人、パ・リーグがソフトバンクを1位に予想しているけれども、いざ始まると必ずしもそうならないのがプロ野球の面白いところ。
Jタウンネット編集部では、3月18日から27日までの10日間、ユーザーが応援しているプロ野球チームに関するアンケートを実施したところ、1119人の方に投票いただいた。
人気球団のトップはなんと「阪神」で16.1%。大票田の東京と大阪を含む9都府県で単独1位を獲得した。
地方別にみると、東北地方では新規参入ながら楽天が徐々に勢力を拡大しているようだ。とくに宮城は楽天が65.2%の支持率を占める。山形は楽天と阪神が同率1位。
秋田でヤクルトが1位だったのは、秋田市出身の石川雅規投手が2010年に県のスポーツ大使任命されたことが影響しているのだろうか...はっきりとした理由は分からない。岩手県は得票が分散していた。
関東地方は北関東が巨人優勢で、埼玉は西武、千葉はロッテ、東京は阪神、神奈川は横浜の支持がそれぞれ一番高い。東京で地元球団の巨人とヤクルトの支持が伸び悩んでいるのは意外(熱心な関西、広島出身者が投票したのだろうか......)。甲信越も石川を除くと巨人が優勢だ。北関東~甲信越にかけては巨人の人気圏があるらしい。
岐阜、愛知、三重の東海3県は中日の天下。静岡はパ・リーグには1票も集まらなかったが、セ・リーグの支持球団は分散している。
近畿地方は基本的に阪神が強いのだが、西武系の企業が多く、皇子山球場で公式戦を開催したことのある西武が1位だった。
オリックスは大阪を本拠地とするチームだが、当地の支持率はたった7.5%で、兵庫でも4.3%にすぎなかった。
1995年に阪神大震災が発生したとき、オリックスの本拠地は兵庫県神戸市だった。「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ制覇を果たし、ホームタウンとプロ野球チームの理想的な関係として当時大きな感動を呼んだことを思うと、少し寂しい気がする。
中国地方は全般的に広島カープが強い。山口は広島と横浜が同率1位だった。横浜は戦後間もなく下関市でチームを結成した歴史があり、その影響が今も残っているのだろうか。四国地方は阪神と広島が若干目立っているけれども、いずれの県も得票数が少ない。
九州地方はソフトバンクの天下と思いきや、福岡、佐賀、大分の3県以外では1位にならなかった。また故川上哲治氏の故郷熊本や、巨人の春季キャンプ場が行われる宮崎は巨人が同率1位だった。
全体でみるとセ・リーグ支持派は63.5%で、パ・リーグ支持派は37.5%。まだまだセ・リーグの人気は高い。甲信越や東海、中国、四国、南九州の各地方でパ・リーグ各球団に対する投票数の少なさが目立った。
投票は既に締め切らせていただきましたが、「こんな設問でアンケートを実施してほしい」というご意見などありましたら、下記のコメント欄にご意見をお寄せください。
※こんな調査もやっています。