海外が驚嘆した! 世界一の豪雪都市「青森」の鮮やかすぎる除雪テクニック
青森市は、人口30万人クラスの都市としては世界一の豪雪地帯だ。その過酷な状況は3カ月近く続く。2014年2月20日放送の報道番組「スーパーJチャンネル」のカメラは、雪と格闘する人々の姿を追った。
この冬、ある動画に世界中が注目した。それは吹雪に覆われた青森空港の滑走路を猛スピードで駆け抜ける除雪車の大群。彼らは「日本一の除雪隊」と呼ばれる精鋭たちだ。
番組が空港を取材した2014年1月16日、青森市の積雪は29センチ。しかし、除雪隊の活躍により欠航はゼロだった。
彼らはこう呼ばれている――「ホワイトインパルス」。全長3000メートル、幅60メートルの滑走路をたった16分で除雪する。新千歳空港にも同規模の滑走路があり、除雪所要時間は30分。青森空港の処理スピードの早さは明らかだ。
早さの秘密は一糸乱れぬ除雪車の動き。視界の悪い中、斜め一列の隊列を保ったまま時速約25キロで除雪を行う。除雪隊の構成は、除雪車が60台で作業員は総勢110人。現場を指揮する隊長は、引き締まった表情でこう述べた。
「愛称をつけていただいて、作業員たちの励みになって士気も高まっていますので、より一層降雪に専念したいと思います」
2月19日現在、風雪による欠航はわずか5便だという。
青森空港除雪隊ホワイトインパルス【青森空港公式】(YouTubeより)