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富山のブサイク方言 「正座する」→「ちんちんかく」、「おごる」→「だいてやる」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.24 18:56
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越中弁とよばれる富山の方言は、日本全国で1、2を争うほどブサイク――。地元の人が聞いたら激怒しそうな問題を提起していたのが、2013年12月23日に放送されたバラエティ番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)だ。

「正座しないで足をくずしてください」を、越中弁では次のように話す。

「おちんちん かいとらんと ひろげられ」

他の地域の人が聞いたら下品に感じてしまうかもしれないが、「(お)ちんちんかく」は「正座する」という意味だそうだ。実際に声をかけられたら、相手が気遣ってくれたと受け止めたい。

富山のライバルとして番組が取り上げたのが山梨の甲州弁だ。この地にも一度聞いたら忘れられない方言がある。

「おまん こっちん こうし」

「おまん」はおまえ・あなたで、「こっちん」はこっちに、「こうし」は来てという意味だ。説明されるとなるほどと感じるが、一気にしゃべられるとビックリしてしまう恐れが。番組で紹介された方言はこの2つだけで、「あくまで越中弁」「甲州弁の中で特徴のある言葉を選定しております」と言い訳のテロップが入っていた。

「ちちくりまわす」の意外な意味

富山ならではのユニーク方言は、実はほかにもある。語源ハンターのわぐりたかしさんが今年の9月に出した本「大方言。」(ぴあ)によると、「だいてやる」は「おごる(勘定を出す)」という意味だそうだ。

「今夜は、だいてやるっちゃー」

恋人でもない人から、いきなりこんなことを言われたら、普通は目を丸くすること間違いない。

正座する子供たち(Tamaki Sonoさん撮影)
正座する子供たち before

「ちん」という言葉は全国でいろいろな表現に使われている。福島県会津地方の「ちんにぎるよ」はつねるという意味の方言で、「今度約束破ったら、ちんにぎるよ~」といった具合にに使われる。

富山と同じ日本海側では、鳥取では親しい間柄を「ちんちん」と呼ぶ。島根では一番を意味する「エッチ」と、たびたびという意味の「ふぇらふぇと」が、誤解されやすい方言といえるかもしれない。

滋賀の方言では「帰ってくる」を「もんでくる」という。朝、夫が家を出るのを妻が見送るとき「早くもんできてね~」と声をかけるのだろうか。大分の方言の「ちちくりまわす」。男女がイチャイチャする様子を思い浮かべてしまうが、ご当地では「ボコボコにする」という意味で使われるそうだ。

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