ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

東京・板橋の洋食店が困惑 「孤独のグルメ」で誤解広がる

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.11.12 16:59
0

店主に「出て行けここは俺の店だ」と突き飛ばされる

「孤独のグルメ」は原作を久住昌之さん、作画を谷口ジローさんが手がけるグルメ漫画だ。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、ふらっと立ち寄った店で料理を食べ、心の中で感想をつぶやく様子をユニークに描いた。作品中に登場する店舗は、連日行列が訪れるタイプの店ではなく、どこか昭和の雰囲気を残しているなどの特徴がある。

雑誌『SPA!』(扶桑社)で不定期連載しているほか、2012年にはテレビ東京系でテレビドラマ化もされ、シーズン3まで続くほどの人気作品だ。作品中に店の名前は出ないが、実在する飲食店をモデルにしているため、ファンがどの店なのかを特定して実際に訪れることも少なくない。

ドラマ放送後には、「孤独のグルメ」の店に行ったというブログやツイッターでの報告は多く、行列のできる店もあるようだ。

板橋の話題の店「洋包丁」
板橋の話題の店「洋包丁」

「孤独のグルメ」初版から10年以上が経過し店の状況も変わっているため、ドラマ版では「原作に出てくるお店は番組では取り上げない」という取り決めがある。しかし、ドラマで漫画を知ったファンが、原作に登場する店を訪れて迷惑をかけるケースもある。

たとえば、原作第12話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」のモチーフとされている洋食店「洋庖丁」がそのひとつだ。原作では、アジア系の従業員を終始怒鳴り散らす店主が描かれている。

五郎はそれをいさめるが、店主に「出て行けここは俺の店だ」と突き飛ばされ、仕返しとしてプロレス技のアームロックをかけるという内容だ。注文したハンバーグは、一口しか食べずに店を出て行ってしまう。

大山町の「洋庖丁」を訪れた「孤独のグルメ」ファンのブログによると、

「写真はお断りしているとの事!?事情を聞きましたが、勝手に漫画に載せられて迷惑しているのでとの事でした」
「お店としては『漫画のような態度の悪い店主がいる店』という間違ったイメージで捉えられたくないようです」

といった報告が寄せられている。

検索すると「洋庖丁」=「アームロックの店」
続きを読む
PAGETOP