「パクリ疑惑」に激おこ! なごやめし博・事務局「名古屋発祥とは一度も言ってない」
新メニュー「秀吉のおっぱい豆腐」も登場
名古屋のグルメは個性が非常に強い。豚カツに八丁味噌ベースのソースをかける「味噌かつ」や、厚めのトーストに小倉あんを乗せる「小倉トースト」、海老の天ぷらを具にしたおにぎり「天むす」など、他の地域には見られない独特な味覚と大胆な手法が特徴だ。
しかし名古屋名物というと、周辺地域からは「名古屋にパクられた」「発祥はウチなのに」という声も聞かれる。例えば"天むす"の発祥は三重県の津市だし、"味噌かつ"も岐阜県美濃地方でも多く食べられていたという。(大評判の名古屋メシ、実はパクリだらけ!? 岐阜と三重が「爆ギレしますよ!」参照)
この点について「なごやめし博覧会」実行委員会事務局に「パクリ疑惑」を問い合わせたところ、かなり強い調子で反論されてしまった。
「まず申し上げておかなければいけないのは、私ども名古屋人は『なごやめしが名古屋発祥の料理だ』と限定したことは一度もない、ということです」
ウィキペディアにも「名古屋めし」の項目があるが、名古屋から「進出」した地方の食文化と定義されており、必ずしも「発祥」を指すわけではない。事務局でもこのスタンスを踏まえており、決して他県の手柄を横取りしたものではないと強調する。
「つまり、よその子も自分の子と同じように、分け隔てなく愛してきたということ。ここは『愛を知る愛知県』ならでは、と言えなくもありません」