【募集中】あなたの地元の「ご当地"変わり種"パン」を教えてください!
「何か違う!」と女子高生も泣いたツイスト
まずは私が出合った「ご当地パン」の魅力を紹介しましょう。キーワードは「常識を超えた非常識が生んだ"新たなる定番"の誕生」です。
最初のパンは、あまちゃんも「じぇじぇじぇ!」と驚いたであろう岩手県のご当地パン。なんの変哲もないチョコレートツイストに見えますが、実は違います。艶やかな褐色のコーティングは、なんと「ようかん」なんです!(¥126/岩手県周辺のスーパーで購入可能)
「ツイストようかん」製造元の一野辺製パン(岩手・二戸)には、チョコパンと間違って食べた女子高生から涙ながらのクレームが寄せられたこともあるそう。反面、チョコのように手や口にべたつかず、小さなお子さんをお持ちの親御さんからは賞賛の声も多く寄せられています。
よく見れば袋にも「一度食べたら忘れられない、羊かんとマーガリンの妙」というステキなキャッチコピー。自己主張しない甘みのようかんに安心したのもつかの間、パンに挟まれた塩気のあるマーガリンに驚嘆。和と洋が見事な一体感を醸し出します。
このパンの誕生は40年以上前ですが北海道・東北エリアでは、ようかん×パンの商品がいくつか存在するのだとか。しかし、製造元も「我社が元祖という証拠もなく、どこが起源かハッキリしない」とルーツは謎のまま。ようかんの老舗がある岩手には原料となる良質な小豆と寒天があり、ツイストようかん誕生に一役買ったのかもしれません。